支援事例

SUPPORT EXAMPLE

販路開拓支援

ノンカフェインコーヒー分野を強みに企業成長の加速を

差別化を図る商品開発と企業間連携

株式会社暮らしと珈琲

こだわり抜いた特別な商品

株式会社暮らしと珈琲は、世界中から取り寄せたコーヒーを自家焙煎し、「コーヒーのある豊かな暮らし」をテーマに、何気ない毎日のコーヒーをより美味しく感じていただくことで、日々の生活を豊かにしたいという想いを込め、まろやかで優しいコーヒー作りを行っています。 コーヒーは農作物なので、毎年豆の品質が違います。そのため、トスティーノコーヒーでは、その年に収穫されたものからどの豆が一番ふさわしいかをスタッフ全員で毎年吟味しています。 厳選したコーヒーを手軽に美味しく味わえるドリップパック等の商品もすべて手作業で製作しています。

ノンカフェインコーヒーを強みに経営基盤整備

ノンカフェインコーヒーは、女性焙煎士の妊娠、出産を機にカフェインの摂取を控える時期の需要と美味しさの追求に創業早期から着目、簡単に楽しむことができるよう濃縮タイプの商品を開発、首都圏で開催される大規模展示商談会「スーパーマーケット・トレードショー」に平成26年度から岡山県中央会ブース出展企業の1つとして参加して以来、多くの方にこの商品を認知して頂け、首都圏にカフェインレス商品を先駆して広めることに見事成功しました。バイヤーからの助言を受けて、手頃な商品サイズへと改良を行った結果、全国100店余りのアカチャンホンンポにて取り扱い頂くこととなり、当社初の全国流通商品となりました。 これを機に経営基盤整備が行われ、ノンカフェインコーヒー以外の主力商品の販路開拓や、新たな事業進出のきっかけとなったのです。

ブランディング戦略を取り入れた新企画の実行

信頼のおける社外のデザイナー・イラストレーター・ライターとの繋がりから、他には真似できないスピード感をもって商品をワンストップで開発する事が出来るため、コーディアルを基軸に、第二のヒット商品も産み出して行くこととなりました。 また、元々は代表脇山が焙煎士という「作り手」の立場でしたが、さらに一歩踏み出してブランディングやマーケティングに注力する「売り手」として動き始めました。そこで、菓子業者など異業種と連携し、原材料に自社の商品を使用した新商品開発を行った他、養蜂場やパン屋との企業間連携により、コーヒーの周りにある商品の良さを最大限引き出すなど、自社の競争力を高めるべく活動を続けています。

駅ナカへの直営店開設と企業間連携

こだわり抜いた商品群が充実し、全国への販路が開かれていく中で、岡山県の商品の魅力をより多くの方々に知っていただくたきたいと考え、集客力の高い岡山駅構内の商業集積にて直営店を開設し、自社の商品を含め岡山県のおいしさを広くPRする拠点を設けることとなりました。 岡山県中央会の食品関連支援事業にエントリーすることで知り合った先輩方の商品を供給いただきご指導いただきながら自社でパッケージや売り方をディレクションさせていただくことで、店そのものの経営力強化以外にも、自らが学んできたブランディング力とプロモーション力が経営に活かせるようになりました。

暮らしを豊かにするコーヒー作りを目指して

コーヒーには、会話の場で人と人との繋がりを作り、日々の生活を豊かにする存在だと信じて事業を進めてきました。JR岡山駅構内の直営店の運営は、当社が「食品メーカー」から「食品バイヤー」への成長を促すことになり、併せて、知り合った食品メーカーの仲間たちにとっては更なる販路の開拓につながるなど、お互いのメリットが最大限に活かされた企業間連携となりました。 今後は、自らが学んできたノウハウを活かし、こだわり抜いた商品作りと企業間連携を加速することで、さらに新分野への進出を目指していきます。

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