ファンド内容

現在、白菊酒造で進めている「高品質な原料米の確保によるさらなる高品質な日本酒造り」というチャレンジのため使用する岡山県産酒米(雄町米、山田錦など)の原料米購入に充て、さらなるステップアップのために、より高品質な岡山県産原料米の確保によって酒質の向上を目指します。

ファンドの特徴

白菊酒造の第2弾ファンド
米へのこだわりが生む風味豊かな酒

白菊酒造では、岡山県を代表する「雄町米」をはじめ、「山田錦」や「朝日米」、そして10年の歳月をかけて復活させた「造酒錦(みきにしき)」や「白菊」を使用しています。この「造酒錦」と「白菊」は、白菊酒造独自の酒米で、世界でも白菊酒造にしかないと言われています。また、食用米である「アキヒカリ」や「アケボノ」なども、大変優れた岡山ならではの米であることから、古くから酒造りに使用しています。白菊酒造では、7〜8種類のお米を用いて、銘柄それぞれの特徴や良さが現れるような味わい深く美味しく、個性豊かなお酒を醸しています。

岡山の自然が育んだ仕込み水と備中杜氏の技

白菊酒造のある高梁市成羽町は、町の中央を岡山県三大河川の一つである高梁川水系の成羽川が水量豊かに流れています。また地質的に、石灰岩の岩山や美しい鍾乳洞が点在している上流部には石灰岩大地が広範囲に広がり、これらの地層を経て湧き出す水はミネラルバランスの良い仕込み水となります。白菊酒造では、この豊かな水を自社井戸より汲み出して酒造りに使用しています。また、白菊酒造の杜氏は備中杜氏です。

備中杜氏とは、岡山県の西部地域を占める旧国名である「備中」からとられたもので、文化年間に発祥し、明治、大正末期には広くその名が知られ、優秀な技術力は全国的にも定評があったと言われています。白菊酒造では、この備中杜氏の歴史とその技を伝承した酒造りを行っています。地の米、地の水、地の技が三位一体となった酒造りこそ土地に根ざした日本酒と考え、酒造りに最良の環境の中で伝統の技を磨いています。

第1弾ファンドでは、上山棚田地区にある8,300枚もの棚田で栽培する岡山県産山田錦で行う酒造を応援頂くプロジェクトでした。幸いにも、このプロジェクトは203名の投資家の方のご支持を頂きました。おかげさまで白菊酒造では、県産山田錦を安定的に確保することが出来るようになりました。

ファンド対象事業内容

「優良な岡山県産米の仕入れによりさらなる高品質化を目指す」

今回のファンドで白菊酒造がチャレンジしたいプロジェクトは、岡山県産原材料米(雄町米、山田錦)を主な対象にし「優良な原料米を確保し品質の向上を目指す挑戦」です。

募集金額 / 資金用途

一口金額:32,400円 / 募集総額:9,450,000円

項目金額
原材料費(酒米代、資材費等)9,000,000円
予備費450,000円
合計9,450,000円

代表者メッセージ

出資者の皆様へ

当蔵は岡山の地酒蔵として、地元の米、水、技の三位一体の酒造りこそ本来の地酒の姿であると考え、特に米へのこだわりは地元岡山県産を全量使用することを目標に掲げています。又、仕込水は県内を流れる3大河川の高梁川水系の恩恵を受けた伏流水、そして伝統ある備中杜氏の技術といった造り酒屋にとって素晴らしい環境のもとで明治19年来日本酒を醸しつづけ、おかげさまで本年で(平成28年11月)130年を迎えることが出来ました。

岡山県は風水害や地震等が少なく、晴れの国と呼ばれるほど環境に恵まれた場所柄から、農作物も豊かであり全国から注目される酒造家垂涎の酒米「雄町(おまち)」は全生産量の92%が岡山産です。また、酒米の王と呼ばれる「山田錦」は全国生産量第2位を誇っており、岡山県はこの二品種が銘柄指定されています。この2大酒米をはじめ、朝日米、アケボノ、アキヒカリといった優良な米をすべて県内で安定供給することができるのです。

前ファンドでは当蔵の目指す地元米としての県産山田錦について、県内の山田錦の調達と、上山地区の山田錦(英田上山棚田団)による栽培と同時に上山の美しい8300枚の棚田再生に特化した新しい取組みの挑戦にご賛同頂き、おかげさまで県産山田錦を安定して確保することが出来ました。

今回のファンドは「優良な県産米の仕入れよりさらなる高品質化を目指す」プロジェクトです。岡山の豊かな自然の恩恵によるお米の旨味が感じていただけるような美味しいお酒を醸して皆様の元へお届けいたしますので応援の程、ぜひよろしくお願い申し上げます。

白菊酒造株式会社 代表取締役 渡辺秀造

投資家への特典

1口につき、岡山特産酒米使用 「純米吟醸 雄町720ml」の新酒生酒を1回、熟成火入酒を1回の合計2回を期間中に送付します。(送料・税込み5,000円相当) 白菊酒造オリジナルおちょこ付き。