ファンド内容

人間国宝の(故)山本陶秀を祖父に、岡山県重要無形文化財保持者である山本出を父にもつ、山本周作、領作兄弟が制作する斬新なスタイルの備前焼。備前の粘土に顔料を練り合わせることで重いイメージの備前焼に色彩が加わり、洗練され、カジュアルな器が完成しました。備前焼の持つ土のぬくもりと温かさを残しつつ、新しい感性を持った器創りに挑戦します。

ファンドの特徴

父から受け継いだ備前焼の伝統と技術

今回のファンドに取り組む、山本周作、領作兄弟の父である、岡山県重要無形文化財保持者の陶芸家、山本出(やまもといずる)は、備前焼の可能性を求めて学生時代に彫塑(ちょうそ)を学び、その後、兄弟の祖父である人間国宝(故)山本陶秀に師事し陶芸の道に入りました。

氏は素材である「土」の新しい可能性を追求し、独自の個性ある作陶法を打ち出し、「叩込」そして「土」の色調を独創的に表現する「出彩」(しゅっさい)を確立させました。その後、フランス・ブルゴーニュで出会った「土」を入手し探求を続け、斬新なフォルムの造形により、「積上」(つみあげ)を確立。受け継がれてきた備前焼を根底に、山本出の確立した独自の手法を駆使しながら、新しい風を吹き込んだ一人として、現在も活躍する陶芸家です。

現代のスタイルを融合させた陶芸家兄弟

山本周作と山本領作は父親が確立した技法を受け継ぎ、備前の土に顔料を練り合わせて作り出した色土を用いて、カジュアルで洗練された新しい備前焼の制作に取り組んでいます。重々しくなりがちな備前焼に色土で色彩を加え、また華美な装飾や奇抜な形ではなく、あくまで食を引き立たせるために、シンプルでいて目を引くデザインをコンセプトとしています。

備前焼の伝統に新しい魅力を加え、備前焼をより身近に皆様にお使いいただけるよう、シンプルで若々しい感性のもと創られた器は、和洋中を問わずどんな料理にも合わせることができ、普段使いとしても最適です。器から伝わる土のぬくもりと温かさを皆さまにお届けします。

ファンド対象事業内容

人間国宝の(故)山本陶秀を祖父に、岡山県重要無形文化財保持者である山本出を父にもつ、山本周作、領作兄弟が制作する斬新なスタイルの備前焼。備前の粘土に顔料を練り合わせることで重いイメージの備前焼に色彩が加わり、洗練され、カジュアルな器が完成しました。備前焼の持つ土のぬくもりと温かさを残しつつ、新しい感性を持った器創りに挑戦します。

募集金額 / 資金用途

一口金額:21,140円 / 募集総額:2,100,000円

項目金額
設備資金(土練機・棚板等)600,000円
運転資金(顔料・粘土)1,400,000円
予備費100,000円
合計2,100,000円

代表者メッセージ

出資者の皆様へ

私の生まれ故郷備前市は備前焼が主な産業の町です。小さい頃は多くの作家が当地へ集い、通りは買物客で賑わっていました。しかし、時代の流れとともに焼物は下火に向かい、町の活気も小さくなりました。私は備前焼の伝統に新しい魅力を加え、もう一度、備前焼の良さを広く知ってもらい、町にかつての活気を取り戻したいと考えています。その想いから現代の生活スタイルに合った器の制作を始めました。

備前焼をより身近に皆様にお使いいただけるよう、暮らしの器を中心に数多くの品を取り揃えております。シンプルで若々しい感性のもと創られた器は、和洋中を問わずどんな料理にも合わせることができ、普段使いとしても最適です。器から伝わる土のぬくもりと温かさを皆さまにお届けできれば幸いです。

備前焼 山本出 / 山本 領作

投資家への特典

1口あたり、出製陶のカップを期間中に1回送付します。(送料・税込、5,000円相当)